2024/09/25
税理士 湊 義和
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ポイント1.遺言書が無い場合には、相続人全員で財産を分ける話し合いをします。 |
分割協議書を作成する上で、重要なのは、書式ではなく中身です。
分割協議書を作成する目的は、名義変更などの手続の際に相手方に示す証明のためです。したがって、誰がどの財産を取得したのかが明確にわからなければなりません。また、その分割協議が相続人全員の合意により適正に成立したことが証明されていなくてはなりません。
よって次のようなことを記載します。
①被相続人の氏名、本籍、最後の住所、生年月日、死亡年月日。
②相続人全員の氏名、各人の本籍、住所、生年月日、被相続人との続柄。
③不動産の表示は、不動産の登記事項証明書の記載通りとする。(所在、地番、地目、地積、家屋番号、構造、床面積を記載。)
④株式、公社債、預貯金等についても、銘柄、株数、金額、金融機関名のほか、証券番号、口座番号等を記載する。
⑤各相続人は、氏名を自署し、実印で押印する(分割協議書が複数枚にわたるときは、各人
が各頁又は袋とじをして、とじ目に契印をします。)。
財産を全く取得しなかった相続人の方も、分割協議書に署名押印する必要があります。
⑥分割協議書は、共同相続人の数分を作成し、各人の印鑑証明書を添付して、それぞれが保有します。
①後から、相続財産が出てくることもありますので、その時の取り決め(再度協議など)を遺産分割協議書末尾に記載しておくと良いと思います。
②不動産など登記が必要な財産については、分割協議書への記載事項漏れにより登記が出来ないこともありますので、法務局等で登記事項証明書を取った上で記載事項を確認します。
③遺産分割協議書はパソコンでの作成で結構ですが、氏名欄は必ずご自身で手書きしてください。
以上
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